雪を掘り、種籾沈めた溜池も姿を現す。
冷水にさらされゆっくりしっかり水分含んだ種籾。
池より引き上げ、芽を覚まさせる段階に。
数日後には種蒔きへと。
15.3.23
床下からの貯蔵室。
芋などの貯蔵縦穴。
壁が崩れ始めいささか危なく。
束石が影響する前に埋める。
タコ搗く振動壁に響き、上げ下げ運動腕にも響く。
15.3.19
雪融け進むも積もりに積もったところはなかなか融けず。
近づく種まきに雪を切り出す。
雪の表面はほのかに黄色く。
杉の花粉。
季節も移ろえば化粧も変わる。
15.3.1
気温も少し上がり、雪解けの兆しも。
今年も米づくりに向けていよいよ。
昨年採っておいた種籾は塩水で良いものを選る。
選った種籾は60℃のお湯で温湯消毒。
そのあと冷たい水中に。
田んぼの上に位置する小さな溜池。
池の上部はシャーベット。
鍬で掻き出し放り込む。
引っぱり出すのは3週間以上先。
冷たい水にさらされた種籾は立派な苗となってくれるはずで。
15.2.26
麹を仕込めば部屋には甘い香りが。
口に含めばほのかな甘み。
もふもふの菌に包まれ仕上がり上々。
お豆に塩に米麹。
容器に詰めて床下に。
味噌を仕込んでまた1年を繋ぐ。
15.2.25
荷物を空にし、畳をはぐところから始まった空き家の改修。
露になった梁には釘隠しの跡。
引き戸の中身は昔の引き戸。
天井や壁を剥がせば骨組みに土壁に。
何が出てくるか。
大概は埃かネズミの糞か。
それでも出てくる姿に気分も高まる。
15.2.7
小屋にかぶさるクルミの木。
実を落としてくれるが葉も落とす。
屋根の傷みも著しい。
雪のあるうち切り落とす。
枝には芽を付け、
幹には蜂が春を待つ。
陽の当たりも良くなります。
15.1.25
雪の上には色んな足跡、うんこ。
その主どんな主かはなんとなく。
歩き方みなそれぞれに。
うんこの仕方もそれぞれに。
15.1.12
12月上旬から始まった降雪。
掘っては積もるの繰り返し。
除雪作業、冷えた体は即座に汗だく。
峠を越すまであと一月あまりか。
厳しい冬ももうしばし。
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