
天然なめこが我が家に届く。

野生の鴨が我が家に届く。

山の猪我が家に届く。


春の山菜、秋のきのこ、山肉。
ご馳走様です。

最後の大事な田んぼ仕事。
来年へとつなぐ種籾採り。
他の品種と混ざらぬように気を使う緊張する作業。
初めて千歯こきを試すもいまいち。

やっぱり足踏み脱穀機。
これで来年へつながる。

気づけば一年もう終わり。

乾燥良好脱穀へ。


脱穀終われば藁は積んで後の肥料に。

籾摺り終われば籾殻モクモクくん炭に。

仕上がる新米食卓に。
炊き上がるお米は一際美しく。
新米は新米で、やっぱりうまいな。

80越えの近所のばあちゃん柿もぐために木に登る。
「おまんも採っていきねえ。」
ありがたく頂戴。



敷居はまって、明かり灯れば部屋の様相。


建具はめるも素直な柱は一つも無し。
これも長い年月の証のひとつ。


鯉を捕まえ鯉を喰う。
これも秋の風物詩。
昔は春に稚魚を田に放ち、
稲刈り後に捕まえ喰ったという話。
昔は貴重なタンパク源。
今は貴重な体験談。



刈取り機に居場所を追われたモリアオガエル。
行き着く先は刈取り機。

村の人が言っていた。
山の上から見下ろせば、黄金色一色だったと。
少しでも土地があれば畔を作って田にした時代。
それこそ猫の額ほどの広さでも。
見てみたい。
今はもう草木が茂る緑一色。
まあそれはそれで。

今年の稲刈り初め。
鳥さんにいっぱい食われる前に。


色、付き始め穂も垂れる。

実りの早いもち米は、いの一番に鳥さんに。